看護部について
看護部長あいさつ
一般財団法人医療・介護・教育研究財団柳川病院看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
2025年4月より看護部長に就任いたしました佐藤由佳と申します。
県立柳川病院が平成19年4月1日より福岡県から医療・介護・教育研究財団に委譲され、新たに「医療・介護・教育研究財団 柳川病院」として18年が経ちました。当院の基本理念である「地域から親しまれ信頼される病院」を目指して地域の急性期医療の中核病院として、「断らない医療」「質の高い医療」を提供しています。また、感染症の対応、超高齢患者対応、災害対応、医療DX時代に向けた変化する時代に合わせ、看護の力を発揮し、柔軟な対応ができる看護部を目指していきます。
看護部では「豊かな心と感性を持ち、やさしい気配りや思いやりのある、患者さん中心の質の高い看護を提供します」の理念の基、患者さんに「安心と満足」を提供できる看護職の育成を行います。組織力の強化と教育体制の充実を図るために、目標管理とリンクしたキャリア開発ラダーを導入し、看護師一人ひとりがやりがいを感じて、いきいきと仕事ができるよう支援していきます。患者さんには選ばれる病院を目指し、看護職員には柳川病院で働くことに誇りを持ち、「素敵な看護実践」ができる職場づくりを行っていきます。
看護部長 佐藤由佳
看護部の理念
豊かな心と感性を持ち、やさしい気配りや思いやりのある、患者さん中心の質の高い看護を提供します。
看護部の基本方針
- 柳川病院としての役割を認識し、住民に信頼される看護を提供します。
- 患者さんが安全で安心できる真心こめた看護を提供します。
- チーム医療の推進を図り、専門職業人としての役割を果たします。
- 病院運営に関心を持ち、経営に参画します。
2023年度 看護部目標
2023年度 教育プログラム
2023年度新入職員プログラム
認定看護師および資格保有看護師 | |
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資格種類 | 人数 |
認定看護管理者 | 1名 |
セカンドレベル | 3名 |
ファーストレベル | 4名 |
がん化学療法認定看護師 | 1名 |
緩和ケア認定看護師 | 1名 |
実習指導者講習会 | 7名 |
環太平洋大学通信課程卒(看護教員) | 1名 |
医療安全管理者養成研修修了 | 2名 |
医療メディエーション導入編及び基礎編研修修了 | 1名 |
新人看護職員研修終了者(研修責任者研修) | 3名 |
新人看護職員研修終了者(研修教育担当者研修) | 8名 |
新人看護職員研修終了者(研修実地指導者研修) | 6名 |
看護必要度指導者研修 | 32名 |
日本糖尿病療養指導士 | 1名 |
福岡県糖尿病療養指導士:筑後・佐賀糖尿病療養指導士 | 2名 |
NST専門療法士取得に関わる実施修練研修 | 1名 |
呼吸療法認定士 | 10名 |
災害支援ナース | 5名 |
認知症ケア指導管理士認定 | 2名 |
認知症対応力向上研修修了者 | 3名 |
認知症ケア研修修了者 | 19名 |
消化器内視鏡技師 | 7名 |
心臓リハビリテーション指導士 | 2名 |
インターベンションエキスパートナース | 3名 |
透析技術認定士 | 2名 |
日本心理学会認定心理士認定 | 1名 |
予備自衛官 西部方面 衛生隊 | 1名 |
肝炎コーディネーター | 3名 |
第2種滅菌技師 | 1名 |
普通第一種圧力容器取扱作業主任者 | 1名 |
医療福祉環境アドバイザー | 1名 |
JNTECプロバイダーコース | 1名 |
JPTECプロバイダーコース | 2名 |
ACLS | 2名 |
BLS | 5名 |
ICLS | 1名 |
病棟紹介
- A病棟(内科・外科)
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A病棟は消化器内科、外科を中心とした混合病棟です。地域病院の役割を果たすべく、急性期疾患から内視鏡で行う高度な治療、外科的手術まで様々な疾患の治療を行っています。
A病棟では、主に消化器、肝臓、胆嚢、膵臓疾患に対しての診断目的検査、内視鏡治療を行っています。外科的治療は、手術後侵襲が少ない腹腔鏡下による消化器癌、胆石、ヘルニアなどの手術を行っています。患者さんが治療計画を把握した上で安心して治療に臨めるようにクリティカルパスを活用しています。
また、終末期医療においては、緩和ケア認定看護師が在籍しており、癌をかかえる患者さん、家族に対して、意思を尊重しながら、望まれる場所でその人らしく穏やかに過ごせるように支援しています。
最後に、急性疾患から終末期まで、疾患や病状に合わせた看護ケアを実践し、治療方法の変化に対応できるようキャリア支援を行い、知識の向上に努めています。
「ここでよかった」と感じてもらえるよう、他職種と連携し、職員全員で努力していきます。看護師長 宇都宮裕美
- B病棟(循環器内科・心臓血管外科・整形外科・皮膚科・泌尿器科)
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B病棟は、循環器内科、心臓血管外科、泌尿器科、皮膚科を中心とした病棟です。循環器では、冠動脈疾患や心不全、不整脈の疾患が多く急性期から慢性期の患者さんが入院されています。病棟にはHCUを併設しており、緊急の心臓カテーテル治療や、体外循環を用いた治療等の高度医療を提供しています。心不全患者さんに対しては、心不全症状の出現や再入院を予防するために、心不全療養指導士の資格を取得した看護師を中心として患者さんに応じた生活指導を行っています。
泌尿器科においては、近年増加している前立腺癌に対する精密検査や、膀胱癌に対して内視鏡手術が行われています。皮膚科では、主に悪性腫瘍、良性腫瘍に対して外科的手術による治療を必要とする患者さんが入院されます。
地域包括ケア病床を8床併設しており、主に病状が安定した患者さんの在宅復帰に向けた支援を行っており、安心して在宅や施設での療養ができるように準備を進めることができます。
チーム医療の充実にも取り組んでおり、毎朝他職種(医師、看護師、心不全療養指導士、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床工学技士、検査技師、看護助手、事務クラーク)でカンファレンスを行い、情報の共有を図り協働することで、それぞれの専門性を高めながら質の高い医療を提供できるよう心がけています。看護師長 福盛香織
- C病棟(整形外科・外科・婦人科・脳神経外科)
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C病棟は、整形外科・外科・婦人科・脳神経外科を中心とした病床数50床の混合病棟です。整形外科では圧倒的に骨折の患者さんが多く、治療として骨接合術・人工骨頭置換術・人工股関節置換術を行っています。外科では、主に乳腺疾患を治療しており、手術療法・化学療法を行っています。
また、ピアサポートチームがあり看護師それぞれの強みを活かし、入院から退院までのサポートを行い、質の高い看護の提供を心がけています。婦人科では、良性・悪性疾患を中心に手術療法を目的とした患者さんが入院されています。
また、入退院支援に力を入れており、他職種カンファランスを行い情報提供の共有をし、在宅医療・地域包括医療へ繋げられるよう支援しています。前年度の在宅復帰率は、80.8%となっています。退院後も住み慣れた自宅や施設で安心して生活できるよう支援し、C病棟スローガンでもある「優しく丁寧な思いやりのある看護」を提供できるよう努力していきます。看護師長 髙口直美
- 外来
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1階2階に分かれたフロアには、8つの診療科(内科、皮膚科、外科、整形外科、循環器科、婦人科、泌尿器科、脳神経外科)がおかれ、内分泌代謝内科・甲状腺外来、肝炎外来、血液内科などの専門外来も曜日指定で診療が行われています。他に、放射線部門や処置室、内視鏡センター、心臓カテーテル検査室、救急外来があり、スタッフはそれぞれの部署で、専門性を高めながら活動しています。診療科をこえた幅広い視野を持ち、外来の患者様から入院中の患者さんまで、安心して診療、検査、治療をうけていただけるよう、自己研鑽に努めながら、より質の高い外来看護を目指しています。
看護師長 岩光和子
- 手術室・サプライ
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サプライは、病院全体の器械の洗浄・滅菌・配送を担っています。患者さんが安心して治療・処置を受けることができるように、丁寧な作業を心がけながら各部署へ器材提供を行っています。
手術室では、外科・婦人科・整形外科・皮膚科・脳神経外科・泌尿器科の手術を行っています。診療科医師・麻酔科医・臨床工学技士・放射線技師など他職種と連携をとりながら手術を進行しています。
手術室看護師は術前訪問を実施し、患者さんが安全に安心して手術を受けることができるようにスタッフ間で情報共有し、術中看護を行っています。手術後は術後訪問を行い、患者さんからの情報や回復過程を観察し、次の術中看護へとつなげています。
手術室看護師一人一人が、高度化する医療に対応できるよう日々研鑽し、気配りや思いやりのある患者さん中心の質の高い看護の提供を目指しています。看護師長 窪田友美